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  • 2023.03.13

クリスタで描ける水彩画風 卯年イラスト!

はるちゃん
クリスタで描ける水彩画風 卯年イラスト!

こんにちは!アルバイトのはるです。

 

以前「クリスタで水彩画のようなイラストが描けます」ということをブログで少しだけご紹介しましたが、今回は実際に描いたものをお見せしようと思います!

 

水彩画をデジタル上で描くとどんな感じになるのか!?

本物の水彩画と同じような、柔らかい雰囲気は出せるのでしょうか・・・

是非ご覧ください☺︎

 

今年は卯年!

ということでウサギを描きました。

寅年のトラを描いたのがついこの前のように感じます…1年って一瞬ですね

 

まずは使用した水彩画風ブラシをご紹介します!

クリスタのリアル水彩ブラシ一覧

 

デフォルトだとリアル水彩には6つのブラシがあります。Photoshopのように他のブラシを追加でダウンロードして使用することも可能です。

本当に紙の上に描いたような質感に、リアルな滲みの表現もできて面白いです!

 

水彩丸筆:他のブラシに比べて、滲みはあまりない

      よく見ると画用紙に描いたようなボコボコがあるのがわかる

      一塗りは指定した色より薄く、塗り重ねるたびに色が濃くなる

      筆圧によっても濃淡が変わる(画像の”質感残しなじませ”の色がほぼ元の色なので、一塗りがどれだけ薄くなっているかわかると思います)

 

水彩平筆:平筆特有のかすれ、一部塗れてないところができるなど、リアルな質感

 

にじみ水彩:名称の通り一番滲みのある質感で描ける

 

入り抜き水彩:描き始めと終わりが薄くなる。線幅も若干入り抜きになる

 

粗い水彩:名称の通り粗いボコボコとした質感で描ける

      このブラシで塗り重ねても馴染まず線のフチがハッキリ残る

 

質感残しなじませ:”粗い水彩”ブラシの筆跡の感じで馴染ませることができる

          このブラシだけでは何も描けず、既に描いてある部分に使う

          塗り重ねた部分の色にあまり変化は出ず、周りにその色がブワッと広がるようになる

          輪郭と色をほぼ保ったまま馴染ませ可能

          同じ部分に何回も塗り重ねると、いらない部分を消したりもできる

          ぼかしの利く指先ツールのような感じ

 

水筆:質感残しなじませと同様このブラシだけでは何も描けず、既に描いてある部分に使う

    筆跡は”にじみ水彩”ブラシの感じで、周りに色は広がらずブラシをかけた部分の色が薄くなる

    輪郭は保てるが色が大分薄くなる

 

リアル水彩ブラシは塗り重ねと質感の表現に特化している感じで、強いぼかしはあまりできません。リアル水彩ブラシのみだと思ったようなぼかしができないという場合は、ぼかしツールや色混ぜツール、リアルではない方の水彩ブラシなどを併用します。

リアル水彩ブラシで描いた卯年イラスト

先程のブラシたちを使い描いたものがこちら↓

 

イメージは鏡餅で、シルエットが鏡餅っぽくなるようにしました。

左側に字を入れる想定で制作しています。

 

ホームページ用の水彩画風イラスト制作も可能ですので、イラストの使用を検討中だったりご興味のある方は是非ご相談ください!(ホームページ以外の用途でも◎)

水彩画で気をつけること

水彩画で気をつけること

 

絵画教室に通っていた頃に習った水彩画のコツは、

いろんな色を塗り重ねすぎないこと

黒を極力使わないこと です。

 

水彩の中でも特に透明水彩は後ろの色を透かすように重ね塗りができるのが良いところですが、やりすぎはよくありません。

いろんな色の絵の具を一気に混ぜるとどんどん黒に近づいていくように、塗り重ねすぎると色が汚くなります。さらに画用紙が水を吸ってふやけ、最悪破れて穴が開いたり・・・

 

また黒が混ざるとどうしても濁った色になるので、黒を使用する場合はできるだけ最後の段階で使います。もし黒色がメインの絵でも、先に黒以外の部分を塗ります。

 

黒を使わずに他の色で代用するのも1つの手です。例えば黒を使いがちな陰影を塗ろうとなったとき、代わりに紫色や青色を使います。変になるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、意外と他の色と混ざっても馴染みやすく、重ね塗りしたとき黒を使うよりも透明感が出て綺麗に見えます!

 

例として使うことの多い紫・青を挙げましたが、その時々で描きたいものの色に合わせて変えます。色鉛筆画のブログでも書いた、参考写真から見えた色を使うのが一番自然に描けると思います。

 

黒が混ざった色を表現したい場合は、チューブから出したままの色をキャンバス上で塗り重ねずに、なるべく先にパレットで混ぜ色を作ってから塗るのがベストです。

 

アナログの水彩画のコツ・注意点について思い出しながら書いてみましたが、デジタルイラストではそれらを気にせず何度でも塗り直せるのが良いですね!

 

ちなみにクリスタには水彩だけでなく油絵風のブラシなどもあります。

質感比べに油彩ブラシで描いた絵も載せておきます!

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この記事を書いた人

横浜のホームページ制作会社
株式会社シーク

イラストレーター

はるちゃん

大阪出身。
イラスト制作や情報入力、修正等のお手伝いをしています。