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- 2021.10.11
イラスト制作アルバイトの描く色鉛筆画!
こんにちは!
小学6年生から成人するまでの約8年間絵画教室に通い、リアル寄りの絵を描くのが好きな
アルバイトのはるです。
シークでサイト用のイラスト制作などをお手伝いさせていただいています。
(↑面接時に持って行ったポートフォリオの中の一部です)
仕事で描く絵は全てCLIP STUDIOやIllustratorなどを使用するデジタルイラストのため、
休日もパソコンで絵を描くことがほとんどに。しばらくアナログ絵を描けていませんでした。
ブログを書くこの機会に、久しぶりの色鉛筆画!猫の絵を描こうと思います。
私なりの描き方を工程順に紹介しますので、自分ちのペットを描いてみたい!という方などの参考になれば嬉しいです。
◯下書き
・写真や実物を穴が空くほど観察する
(今回モデルになってもらう猫ちゃんです)
「うろ覚え」「なんとなく」で描くとその分リアルさがなくなります。
写真を見て描いてるのに、何か違う!という時もあるのですが、そういう時は完成を急いでいたり、はやく描きたい気持ちが先行して、観察量が足りていないみたいです。
顔のパーツの位置、骨格、模様・・・人間ならホクロまで!
モデルの特徴をしっかり捉えます。
若干構図を変えたかったり、体の一部が見切れている場合は他の写真も見つつ足りない部分を補完します。
・アタリを取る
アタリとは・・・どこに何をどこまで描くかの目印です。線や点などで、大まかに印をつけます。
目がここにあって、顔の幅がここまで!など
まずアタリを取ることで、絵のバランスが良くなります。
慣れると目計りでも描けますが、真っ白な紙にどこからどう描いたらいいか迷う時は、写真と画用紙に薄く十字線や升目を引いて、区画分けもすると描きやすいですね。
・下書き〜線画を描く
鉛筆やシャーペンの芯はいつもHB、硬めのものを使っています。
描いたところに手などが擦れても、2Bなど芯の柔らかいものと比べて画用紙が汚れにくいです!
でも芯が硬い分、筆圧をかけすぎると描いた跡が窪みになって残り、色鉛筆で彩色する際にその部分だけ色が乗らなかったりするので、力加減には気を付けています。
色鉛筆画では基本的に清書をせず、ある程度下書きができたら色塗りに進みます。
先に全ての輪郭を黒でくっきり描いてしまうと、毛のフワッと感などが半減し、後から修正もしにくくなるからです。
◯色塗り
絵画教室に通っていた頃から使っている、ステッドラーの色鉛筆です。
2つ合わせて74色入っています。(ダブっている色もあります)
・色を塗る時もモデルをしっかり観察
白い毛の動物でも、色が反射したりして毛の一部がピンクに見えたり、青く見えたりします。
見えた色をすぐ塗ることができるよう、自分の持っている画材の色を把握しておくのが結構重要です。
・陰、薄い色から塗っていく
陰をざっと塗ります。
ピンクと紫を使いました。
その後、頭の上と背中の辺りに濃いめの青、そして薄い毛色の部分に黄色〜黄土色をプラス。
最初は薄く塗って、段階的に濃くしていくと失敗しません。
境目を馴染ませるように水色の色鉛筆で陰や輪郭を塗ると、少しずつ立体感が出てきます。
瞳はまぶたがかかっているところと、中央をグラデーションで濃いめに。
毛並みの部分とは質感が違うため、色鉛筆は立てず、寝かせて塗りました。
・模様を描く、仕上げ
模様や顔の毛の描写でラストスパートです!
顔と胴体(毛が白い部分以外)に、くすんだ黄緑と薄橙を重ねます。
毛を1本1本描くつもりで、なるべく毛並みに沿って塗ることを意識。
猫など、いろんな毛色が入った動物は、色の再現が難しいですね。
ただ茶色や黒を塗るだけではつまらない!
写真を遠目から見ると少しグリーンがかっているように見えたので、深緑を足します。
こんな感じです。模様は濃い青と黒を混ぜながら塗りました。
あとは気になるところを微調整して・・・
◯完成!
制作時間はトータルで約10時間でした。
毛の色に青や緑などあり得ないような色を使いましたが、どうでしょうか。
使った色だけ聞いたら、リアルとは掛け離れた派手な絵になりそうですが・・・
写真から見えた色を塗ったので、違和感がそんなにないと思います。
また機会があれば次は水彩画や、デジタルイラストの紹介もしてみたいです!
ここまで読んでいただき ありがとうございました。
それでは、さようなら〜!
モデル(猫)写真:ぱくたそ(www.pakutaso.com)より
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この記事を書いた人
横浜のホームページ制作会社
株式会社シーク
イラストレーター
はるちゃん
イラスト制作や情報入力、修正等のお手伝いをしています。