- デザイン
- 2022.11.21
書体でこんなに変わる!与える印象の違い ~日本語書体編〜
どうも、家にテレビを置かない派のまこです!(テレビ番組はTVerで見る派)
みなさんは最近好きな番組や、面白い番組などありますか?
私は、林修先生が出演している『日曜日の初耳学』が結構好きで見てるんですが、最近「フォント」について取り上げられていて、職業柄つい興奮してしまいました、、!
ブラックサンダーは、ロゴに使われているフォントが変わって出荷本数が約47倍になったそうで、フォントの力恐るべしと改めて思いました、、!
人は文字を見た時に0.2秒以内で好き嫌いを判断すると言われており、文字の見た目はホームページを制作するうえでも重要な要素の一つです。
今回はそんな文字の見た目をテーマにして「書体によってどのような印象を与えるのか ~日本語書体編〜」について紹介していきたいと思います!
普段デザイナーがどのようなことを考えてお客様のホームページを制作しているのかを、少しでも知るきっかけになったら嬉しいです。
1:明朝体
まず書体は、日本語書体と欧文書体の2つに分けられ、日本語書体には①明朝体 ②ゴシック体 ③筆書体 ④デザイン書体の4種類があります。
最初に、明朝体から見ていきましょう!
線の端に「止め」「はね」「はらい」が表現された書体。
落ち着いた印象、信頼感、和風の感じを出したい時に使うことが多いです。
書体に動きがあるので、質感や抑揚を出したい時にも、いい味を出してくれます!
例えば、本格Hi-Fiオーディオ・ホームシアター専門店である「アタッチシステム」様の場合、メインビジュアルのキャッチコピーに「しっぽり明朝」というフォントを使いました。
文字の線にメリハリや動きがあるので、オーディオとホームシアターで心地よく音を楽しむ高揚感や感覚を表現するのに合うと思い選びました!
2:ゴシック体
次にゴシック体です。
線幅が一定で直線的な形状をしており、線端に飾りなどが無くすっきりした書体。
文字の太さが太いと力強く、細ければ繊細でモダンな印象になります。
あとは、ポップで元気、活発的な雰囲気を出す際にも合いますし、結構幅広く活躍する書体です!また、視覚性・視認性に優れているので、標識や看板によく使われたりします。
Webではしっかり読んでもらいたい本文や目立たせたい箇所に使ったりしますが、与える印象だけでなく、ターゲットユーザーの読みやすさを考えるのも大事ですね!
例えば、清掃事業などを行っている「オーケーサービス」様の採用サイトの場合、「温故知新」という考えのもと、どんどん進化していく・向上していく力強さと活気を表現したくて、ゴシック体を選びました。線幅が一定ということもあるので、文字の太さや大きさなどにメリハリをつけて、単調にならないように気をつけています。
3:筆書体
次に、筆書体です。
筆で書いた文字を再現したような書体。
伝統的な、正式な、歴史があることを伝えたい時などに使います。
「闘魂」「必勝」のように熱血的な表現もでき、アニマル浜口さんの「気合だ!」のテレビテロップは筆書体であることが多いです。
そして、和テイストのデザインに相性Good!料亭や、寺社仏閣などのサイトやロゴでよく見かけます。
例えば、和食会席料理店の「まる屋料理店」様の場合、メインビジュアルで筆書体が使われており、和の上品な感じが出てますね!まる屋料理店様のロゴも筆書体なので、全体的に和風のテイストでまとまっています。
4:デザイン書体
最後に、デザイン書体です。
手書き風やポップ体でクセが強く、装飾性の高い書体。
可愛らしい印象や遊び心をプラスしたい時などに使ったりします。目立たせたいキャッチコピーやタイトルだけに使ったり、装飾、吹き出しの文字として使ったりすることが多いですね。
また、地域密着で親しみやすい雰囲気を出したい場合にも向いていると思います。
ただ使い方によっては、安っぽい感じや、頼りない印象を与えてしまうので注意!
例えば、葬儀屋である「かなふく」様の場合、スライダーの出てくる女性の吹き出し文字に手書き風のフォントを使っています。これは、ユーザーが抱くであろう素朴な疑問を言っているかのように表現したかったのと、親近感を出すためにデザイン書体を選びました。
以上の4つが日本語書体です。同じ文章でも、書体が変わると雰囲気や印象が変わりますね!
気に入った書体はありましたか!?
最後に
今、世の中にフォントがいくつあるのか定かではありませんが、今回ご紹介した日本語書体のフォントはざっと3,000種類あると言われています。(フォント作る人たちホント凄い、、)
デザイナーは、ユーザーの心理やクライアントのイメージ、デザインの目的、訴求したい内容などに合わせて、書体を考え、数あるフォントの中から厳選してます!
フォントの数ありすぎ!イマイチ違いが分からん!
そもそも何をどのように伝えたら効果的なのか分からん!と悩んだ時は、まずは私たちにご相談ください!
反響を出すための戦略立案から制作、運用サポートまでまるっと行います!
今回は書体の話をしましたが、これに加えて「色が与えるイメージ」も考慮して色選びをすると、より効果的に伝えたい印象や世界観がつくれますよ!
興味がある方は、スミレちゃんの記事も併せて読んでみてください〜!
色が与えるイメージとは?デザインにおけるメインカラーの選び方
次回は「欧文書体編」!お楽しみに~!
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この記事を書いた人
横浜のホームページ制作会社
株式会社シーク
デザイナー
まこ
クライアントとユーザー双方の理解に努め、
目的達成のためのデザインをご提案します。