- デザイン
- 2022.04.04
Webデザイン着手前って何するの? トップページデザイン制作の流れ vol.1
こんにちは。
デザイナーのスミレです。
4月に入り、入社して約1年。
まだまだ発展途上な私ですが、シークでどのような仕事をしているのか少し紹介していこうと思います。
Webデザインをする上で最も大変なのって、ユーザーに与えたい印象を表現し、サイト全体の雰囲気を決めるTOPページのデザイン…ですよね?
そこで今回は「トップページ」デザイン制作の流れ、またそれぞれの工程で意識していることについて書いていこうと思います。
1.キックオフミーティング
初めにキックオフミーティングを行います。
案件に関わるメンバーで共有するべき情報を確認し、Webサイト制作を始動するためのミーティングです。
※写真はイメージです
・どのようなお仕事をしているお客様なのか?
・Webサイトで何をしたいのか?
・ターゲット層はどこなのか?
など、お客様の基本的情報や、サイトを通して達成したい目的などの確認をします。
どんな人が、どのような経緯で、そのサイトを訪れるのかを知れるとイメージしやすいのですが、キックオフミーティングの時点では情報が少ないので「何となくデザインのイメージができた。……気がする」ぐらいの気持ちで終わらせます。
2.参考サイト探し
どのようなデザインにするのかお客様とイメージを擦り合わせるため、参考サイトを探します。
同じ業種でも、その企業の強みやターゲットなどによってデザインのテイストは変わりますし、こちらが想定していたデザインとは違うものをお客様が望んでいる場合もあるので、印象の異なるデザインのサイトを3つ以上提示すると良いのかなと思います。
「グリッドデザインでレイアウトが見やすい」とか、「色がたくさん使われていてにぎやか」とか、そのサイトの”良い”と思ったところが求めているイメージと近いサイトを選びましょう。
参考サイトはディレクターに提出し、取材時にどの参考サイトがイメージと近いかお客様に選んでもらいます。
なお、取材自体は基本的にディレクターが行います。
3.デザイン打ち合わせ
ディレクターから、取材をした内容を元に情報共有をしてもらいます。
・企業の強みや特長は何か
・エンドユーザーにどのような印象を与えたいのか
・お客様にとってどの参考サイトがイメージに近かったのか
・そのサイトの何が気に入っていたのか(カラーリング?レイアウト?動き?)
など、具体的なことを知れるとイメージしやすくなります。
デザインの話をしているとよくでてくるのが、抽象的な言葉です。
「明るく」したいというだけでも、色の彩度をあげたいのか?明度をあげたいのか?暖色系が良いのか?なぜそうしたいのか?などいろんな疑問が生まれるので、それらを解消していきましょう。
理解が難しいイメージとしてよくでてくる言葉が「安心感」「信頼感」のような心理的状態です。
デザインの印象は人それぞれ感じ方が違うので、もう少し掘り下げないと伝わりません。
例えば「女性向けのサービスを提供するスタッフの親しみやすさを印象づけるため、オブジェクトの角を丸くしたり、淡いカラーリングにすることで、柔らかいイメージや安心感を与える」こともあるだろうし「高品質でスタイリッシュな商品を求めるユーザーのために、余白を広くとり、落ち着いた雰囲気にして信頼感を得る」こともあると思います。
エンドユーザーが求めていることが何なのかを考えたら、方向性は決まってくるのではないのでしょうか。
↓こんなかんじで、同じ工業系の企業でも目的やユーザーが変われば雰囲気も変わる!
4.参考サイト探し(2回目)
私の場合は着手する前に、再度参考サイトを探します。
レイアウト、カラー、あしらいなど、イメージに近いものを探します。
デザインの引き出しが増えれば削られる工程ではあるので、効率的に業務を進めるためにも、普段から様々なサイトを見ることは大切ですね。
5.デザイン制作に着手!
…していきたいのですが、今回はここで区切ろうと思います。
もちろん着手してからの作業も重要なのですが、ここまでの工程でしっかりイメージを掴んでおかないと、ゴールがわからなくなって無駄な作業時間がかかってしまいます。
私は未だに着手時点で見切り発車なところがあるので、ディレクターとのイメージの擦り合わせを徹底します。
では、続きは次回の記事をお待ちください!
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この記事を書いた人
横浜のホームページ制作会社
株式会社シーク
デザイナー
すみれ
直感的でわかりやすく、ユーザーにどう映るかを大切にデザインしています。