- デザイン
- 2023.02.13
書体でこんなに変わる!与える印象の違い ~欧文書体編〜
どうも、まこです!
前回書いた「書体によってどのような印象を与えるのか ~日本語書体編〜」に続いて今回は 「欧文書体編」です!
まだ読んでいない方は、後でこちらの記事も読んでみてくださいね!
日本語メインのホームページ制作では、欧文書体は文字の装飾として使ったり、料金や割引率などの数字に使用することが多いです。欧文書体の文字を入れることで、モダン・スタイリッシュ・エレガントなど、様々な印象にすることができます。具体的な事例を挙げながら、書体の特徴や印象を説明していきますので、これからサイト制作や広告の掲載などをお考えの方は、参考にしてみてください!
1:セリフ体
まず書体は、日本語書体と欧文書体の2つに分けられ、そのうち欧文書体には①セリフ体、②サンセリフ体、③スクリプト体の3種類があります。
最初に、セリフ体から見ていきましょう!
セリフ体は、線の端にセリフ(装飾)がある書体。
セリフの形は三角形や細線、四角形などがあります。
縦線と横線、セリフの太さが異なるので文字にメリハリが出て、長文でも読みやすい書体と言われています。
伝統的な、信頼感、格調高さがある印象を出したい時に使うことが多いです。
例えば、アートオークションへの出品代行サービスを行っている「江戸市川」様のサイトでは、高額売却サポートというサービスの印象に合わせて、セリフ体のフォントが使われています。余白や色、写真などの要素もありますが、「OUR VISION」という英字の装飾でより一層、高級感や格調高い雰囲気が出ていますね!
こういった風に、企業やサービスのブランドイメージ・世界観に合わせて、デザインの方向性を決めて、書体やフォントを選んでいます。
2:サンセリフ体
次にサンセリフ体です。
こちらはセリフがなく、直線的でシンプルな書体。
力強い、幾何学的な、現代的なデザインにしたい時などに使います。
あとは、スマートやスタイリッシュなイメージに仕上げたい時にもお世話になってます。
最近では、ロゴをよりシンプルに刷新している傾向があり、セリフ体からサンセリフ体のロゴに変更するブランドが増えてきてるようです。
(SAINT LAURENT、BURBERRY、BALENCIAGAなど)
サイトでの使用例としては、家屋などの解体工事を行っている「福島興業」様の事業内容紹介で使っています。業界的に古い印象があり、かっこいい印象がないというお悩みがあったので、英字の装飾でモダンさやスタイリッシュさをプラスするようにしました。
ロゴのポップな感じとスタイリッシュさをどう折り合わせるか悩みましたが、シンプルなサンセリフ体なら全体的にまとまるかと思い、フォントを選びました。
3:スクリプト体
次に、スクリプト体です。
手書きの流れを残した書体。
高級感や繊細さを出したい時に使うことが多いです。
また、華やかさ、優雅でエレガントな雰囲気にも合うと思います。
品位やこだわりがある印象にもなるので、質の良いレストランのメニューやワインのラベルなどで使われてたりしますね!
食物アレルギーに関する情報発信や鳥害対策などの事業を展開しているinitium様のサイトでは、メインビジュアルでスクリプト体が使われており、「To be free To be smile」というキャッチコピーが印象付けられています。
また、少し丸みがあるフォントなので、可愛らしい感じがイラストともマッチ!
ブランドイメージを伝える個性的なサイトになっています!
余談ですが、一時期、自分がサイン書くとしたらどんなのがいいかなと妄想して、自分の名前をスクリプト体で書きまくってました。(共感してくれる人いますか、、?笑)
以上の3つが欧文書体です。
みなさんが普段見ているサイトやブランドのロゴに使われているかも!?
よかったらあとでチェックしてみてください〜!
4:最後に
書体にはそれぞれ個性があって、与える印象がガラッと変わるのがお分かりいただけましたか?
現在、日本語書体のフォントはざっと3,000種類あるのに対して、欧文書体はその倍以上あると言われています。
書体一つでデザインの印象や雰囲気が変わるので、ホームページやロゴなどを制作する際は、しっかり選びたいものですね!
今回、実案件の話を交えて話しましたが、制作実績は他にも色々あるので、よかったら覗いて見てください。
「もっとお問い合わせを増やしたい」「もっと使いやすくしたい」「ターゲットユーザーに合ったデザインにしたい」「ロゴを新しくしたい」などあれば、ぜひご相談ください!
それでは、また次の記事でお会いしましょう〜!
記事が面白かったらいいね!
関連キーワード
この記事を書いた人
横浜のホームページ制作会社
株式会社シーク
デザイナー
まこ
クライアントとユーザー双方の理解に努め、
目的達成のためのデザインをご提案します。