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- 2025.07.14
ホームページ制作に必要なドメインとサーバーの基礎知識

《 目次 》
《 目次 》
1. ホームページ制作に必要な「3つの要素」とは?
「ホームページを作りたい」と思ったとき、まず何が必要かご存じでしょうか?
実は、デザインや文章の前に、最低限そろえなければならない要素が3つあります。
それが、「ドメイン」「サーバー」、そして「ホームページのデータ(=中身)」です。
ドメイン=ホームページの住所
まず1つ目が「ドメイン」。これは、ホームページのインターネット上の住所のようなものです。
例えば、「https://example.com」というURLの「example.com」がドメインです。
これは実世界で言えば、オフィスや店舗の住所と同じ。どんなに素敵な建物(ホームページの中身)を作っても、住所がなければ人に見つけてもらえませんよね。
企業の信頼性やブランドイメージにも関わるため、わかりやすく覚えやすいドメイン名を取得することが重要です。
サーバー=ホームページを置く土地
次に必要なのが「サーバー」。これは、ホームページのデータを置くインターネット上の“土地”にあたります。
実際のホームページは、画像や文章、デザインなどさまざまなファイルで構成されています。
これらをどこかに保存して、誰かがアクセスしたときに表示できるようにしておかなければなりません。その保存場所が「サーバー」です。
土地がなければ、どんなに立派な設計図があっても、家(ホームページ)は建てられませんよね。サーバーも同様で、必ず必要な要素です。
ホームページのデータ=建物そのもの
そして3つ目が「ホームページの中身」、つまりHTMLやCSS、画像ファイルなどの制作物です。これがいわば、実際の“建物”にあたります。
よく「ホームページを作る」と言うと、この“中身”だけを指していることが多いですが、実際にはその土台(ドメインとサーバー)も同時に考える必要があるのです。
この3つが揃って、はじめてホームページは公開できる
まとめると、ホームページを公開するには、以下の3つすべてが必要です。
- ・ドメイン(住所)
・サーバー(土地)
・ホームページのデータ(建物)
どれか1つでも欠けていると、ホームページは機能しません。
特に企業サイトでは、信頼性・安定性・セキュリティ面から、適切なドメインとサーバーを選ぶことがとても重要です。
よくある誤解:「制作会社にお願いすれば全部やってくれる?」
実際には、制作会社によって「ドメインとサーバーの取得を代行してくれる場合」と、「自社で準備してください」というケースがあります。
そのため、ホームページを作りたいと思った時点で、「ドメイン・サーバーはどうすればいいのか?」を理解しておくと、スムーズに話が進みます。
次章からは、まず「ドメインとは何か?」「どんなものを選べばいいのか?」という点について、詳しく解説していきます。
2. ドメインとは?自社にふさわしいドメイン名の選び方
「ドメイン」と聞くと、なんとなく難しそう…という印象を持つ方も多いかもしれません。ですが、ホームページを持つ企業にとってドメイン選びはとても重要なステップです。
この章では、ドメインの基礎知識から、取得方法、注意点までをわかりやすく解説します。
ドメインとは?インターネット上の「住所」
ドメインとは、インターネット上であなたの会社のホームページを特定するための「住所」のようなものです。
たとえば「https://example.com」というURLの中で、「example.com」の部分がドメインです。
このドメインを入力することで、ユーザーはあなたのホームページにたどり着くことができます。
つまり、ドメインは企業の「顔」であり、「看板」とも言えます。
「.com」や「.jp」など、ドメインの種類と意味
ドメインには、末尾にさまざまな種類があります。これを「トップレベルドメイン(TLD)」と呼びます。代表的なものは以下のとおりです。
- ・.com:商業用。世界中で最も使われている汎用的なドメイン
・.jp:日本国内の企業・団体・個人向け。日本で活動する企業におすすめ
・.co.jp:日本に登記された企業のみ取得可能。信頼性が高い
・.net:ネットワーク関連の企業に多いが、一般利用も可能
・.org:非営利団体に多く使われるが、制限はない
企業が取得する場合、信頼性・ブランディング・覚えやすさを意識して、適した種類を選ぶことが大切です。特に「.co.jp」は信頼性の高い法人向けドメインとして人気があります。
自社に合ったドメイン名の考え方
ドメイン名を考えるときに意識したいポイントは以下の3つです。
- ・わかりやすく覚えやすいこと
→ 例:「yamada-shoji.jp」など、社名に近い名前にするのが基本です。 - ・英数字のみで構成されていること
→ ハイフン(-)は使ってもOKですが、できればシンプルな方が◎。 - ・ブランディングや事業内容と合っていること
→ 地域名やサービス名を入れるのも効果的。例:「tokyo-hoken.com」
なお、日本語ドメイン(例:「山田商事.日本」)も存在しますが、メールアドレスに使えないなどの制限があるため、企業サイトでは英数字ドメインをおすすめします。
ドメイン取得の流れと費用感
ドメインは「ドメイン登録業者(レジストラ)」と呼ばれるサービスを通じて取得します。
有名な業者には以下のようなものがあります。
-
- ・お名前.com
・ムームードメイン
・Xserverドメイン
・Google Domains(※サービス終了予定あり)
- ・お名前.com
取得費用は年間1,000円〜4,000円程度が一般的です(ドメインの種類によって異なります)。
また、初年度は安くても、2年目以降に値上がりする場合もあるので、契約前に更新料金もチェックしましょう。
ドメイン取得で気をつけたいポイント
① 既に使われているドメインは取得できない
人気のある単語や社名はすでに取得されていることが多く、希望する名前が使えないこともあります。その場合は、ハイフンを入れたり、ドメイン末尾を変えたりして工夫する必要があります。
② 途中で変えると大変!慎重に選ぶ
ドメインは一度取得して公開すると、後から変えるのは非常に手間がかかります。SEOや名刺、パンフレットなどにも影響するため、最初の時点で慎重に選ぶことが大切です。
③ 管理情報も要チェック
ドメインの契約には「登録者情報」「管理者情報」などが必要です。企業として取得する場合は、個人名義ではなく法人名義で取得することをおすすめします。
制作会社に相談すれば、ドメイン取得も代行してくれる?
多くのホームページ制作会社では、ドメインの取得代行サービスを提供しています。
どのドメインを選べばいいのか、どの業者が信頼できるか分からないという場合は、制作会社に相談するのが安心です。
ただし、ドメインの所有権が制作会社側になっていないかはしっかり確認しておきましょう。あとで契約を解除したときに、ドメインを移管できなくなるリスクもあります。
次章では、サーバーについて解説!
ドメインが「住所」なら、次に必要なのは「土地」。
次章では、ホームページを公開するためのもう1つの重要要素である「サーバー」について、選び方や注意点を詳しく解説していきます!
3. サーバーって何?法人サイトに合ったサーバーの選び方
ホームページを作る上で、ドメイン(住所)と同じくらい重要なのが「サーバー」です。
サーバーは、ホームページのすべてのデータを保管・配信する役割を担っており、どんなサーバーを選ぶかによって、表示速度や安定性、セキュリティが大きく変わります。
この章では、「サーバーってそもそも何?」という基本から、法人が選ぶべきサーバーの種類や選び方まで、わかりやすく解説していきます。
サーバーとは?ホームページの「土地」のような存在
サーバーとは、インターネット上にあるファイル保管庫のようなものです。
ホームページに使われている画像、文章、HTMLファイルなどをこのサーバーに保存し、ユーザーがアクセスしたときにそのデータを届けてくれます。
わかりやすく言えば、
- ・ドメイン=住所
・サーバー=土地
・ホームページのデータ=建物や内装
この3つがそろって、初めてホームページが機能します。
サーバーの種類と特徴(法人向けに要点を絞って解説)
サーバーにはいくつかの種類があります。法人がホームページを運営するうえで特に知っておきたい3タイプを紹介します。
① 共用サーバー(レンタルサーバー)
- ・複数の利用者が1つのサーバーを共有
・月額500〜2,000円と低コスト
・初心者向けで管理が簡単
メリット:安価で手軽。中小企業や初めてのホームページにおすすめ
デメリット:他のユーザーの影響を受けやすく、表示速度や安定性に不安あり
② VPS(仮想専用サーバー)
- ・物理サーバーを仮想的に分割し、それぞれが専用環境として動作
・月額1,000〜5,000円ほど
・中規模サイト向け
メリット:自由度が高く、サーバー構成を細かく設定可能
デメリット:ある程度のIT知識が必要。トラブル時は自力対応のケースが多い
③ 専用サーバー
- ・1台のサーバーをまるごと1社で使用
・月額1万円〜数万円
・高負荷なシステムやアクセス数の多いサイトに向いている
メリット:圧倒的な性能と安定性。セキュリティも強固
デメリット:高コストかつ専門的な知識が必要
法人ホームページにおすすめのサーバーは?
初めてホームページを作る中小企業であれば、共用サーバーでも十分なケースが多いです。
ただし、以下のようなケースでは、より性能の高いVPSや専用サーバーを検討しましょう。
- ・商品点数が多いECサイトを運営する場合
・大量のアクセスが見込まれるキャンペーンサイトを展開する場合
・機密情報を取り扱う問い合わせフォームなどを設置する場合
また、企業としての信頼感やセキュリティを重視するなら、法人向けプランがあるサーバー会社を選ぶのが安心です。
サーバー選びのチェックポイント5つ
- 1.表示速度が速いか
→ ユーザーの離脱を防ぐために重要 - 2.稼働率(安定性)が高いか
→ 99.9%以上の稼働率があるかチェック - 3.サポート体制が整っているか
→ 何かトラブルが起きたときにすぐ対応してくれるか - 4.セキュリティ対策がされているか
→ SSL、WAF、ウイルス対策など - 5.バックアップ機能があるか
→ 万一のために、自動でバックアップしてくれると安心
特にビジネス用途では、「価格の安さ」だけで選ぶと後悔するケースが多いため、信頼性やサポート重視で選ぶようにしましょう。
サーバー契約も制作会社に任せられる?
多くの制作会社では、ドメインと同様にサーバーの契約・設定も代行してくれるサービスがあります。
ただし、契約名義やサーバーの権限が制作会社側に固定されてしまうケースもあるので、将来的な移転や管理を見据えて、自社名義で契約するのが理想です。
「サーバーなんて全然わからない…」という方は、制作会社に相談して自社名義での契約・設定までフォローしてもらえるかを確認しましょう。
まとめ:サーバー選びは信頼と安定性がカギ
企業ホームページにとって、サーバーは単なる「データの置き場所」ではなく、信頼性やブランドイメージにも関わる重要なインフラです。
安定して表示される、速く読み込まれる、セキュリティが万全である——
こうした条件を満たすサーバーを選ぶことで、ユーザーの信頼を得られるサイト運営が可能になります。
次章では、こうした準備を含めて、ホームページ制作はプロに任せたほうがいい理由について解説していきます。
4. 結局どうする?ドメイン・サーバー選びはプロに任せるべき理由
ホームページを作る上で、ドメインとサーバーの選定は非常に重要です。これらの要素は、ホームページが安定して運営できるか、セキュリティが保たれるか、さらにはブランドイメージにも大きく関わります。
しかし、ドメインやサーバーを自分で選んで契約するとなると、専門知識が必要であり、初心者には難しく感じるかもしれません。
「専門家に頼むべきか、自己管理すべきか?」と迷う方も多いでしょう。ここでは、なぜホームページ制作はプロに任せるべきなのかを、具体的な理由とともにご紹介します。
1. ドメイン・サーバー選びの専門知識が必要
ドメインやサーバーには、選び方や設定の際に押さえておくべきポイントが多くあります。例えば、以下のような点です。
-
- ・ドメイン名の選定
ドメイン名は企業の顔とも言える重要な要素。選ぶ際には、覚えやすさ、ブランドイメージ、SEO(検索エンジン最適化)への影響を考慮する必要があります。
また、使用可能かどうか、競合と被っていないかなども確認しなければなりません。
- ・ドメイン名の選定
- ・サーバーの選択
サーバーには「共用サーバー」「VPS」「専用サーバー」など、さまざまなタイプがあり、それぞれのメリット・デメリットを理解して選ばなければなりません。 法人サイトなら安定性やセキュリティが最も重視されるため、専門的な知識を持つプロに相談する方が安心です。
ドメインやサーバーの契約に関して、適切な選定ができないと、後々「思っていたのと違った」「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
そのため、経験豊富なプロのアドバイスを受けることで、スムーズに適切な選択ができます。
2. サポートとトラブル対応が安心
ドメインやサーバーの契約は、契約後の管理も重要です。
例えば、サーバーがダウンしてアクセスできなくなる、ドメインの更新を忘れてしまう、などのトラブルが発生することもあります。
専門家に任せると、トラブルが起きた場合でも迅速に対応してもらえます。
- ・サーバーが突然ダウンした際に、原因を特定し、復旧手順をサポートしてくれる
・ドメインの有効期限が近づいてきた際に、更新手続きの代行をしてくれる
また、セキュリティ面でも心強いサポートを受けられます。サーバーのセキュリティ対策や、SSL証明書の設定、定期的なバックアップなど、細かい部分を気にせずとも安心して運営を続けられる点は大きなメリットです。
3. SEO対策やアクセス解析の最適化
ホームページが公開された後、重要なのはアクセス解析やSEO(検索エンジン最適化)です。
適切なドメイン名やサーバー選定はSEOにも影響を与えるため、プロのサポートが非常に重要になります。
-
- ・SEOに適したサーバー選び
サーバーのレスポンス速度や安定性がSEOに影響を与えることがあります。例えば、表示速度が遅いサーバーに格納されているサイトは、検索結果で上位に表示されにくくなります。
- ・SEOに適したサーバー選び
- ・アクセス解析の導入
また、ホームページにGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)などのアクセス解析ツールを導入し、訪問者の動向を把握して運営を改善することが大切です。
サーバー環境やドメイン設定が適切でないと、アクセス解析ツールの導入に支障をきたすこともあります。
プロの制作会社は、SEO対策や解析ツールの導入も含めて総合的にサポートしてくれます。自社で細かな設定を行うのは難しい部分が多いため、プロに任せることで、効果的な集客や運営が可能になります。
4. 時間とコストの節約
自社でドメインやサーバーを選定し、契約を管理するには、それなりの時間と手間がかかります。
- ・ドメイン取得業者やサーバー会社の比較
・サーバー設定やデータ移行の作業
・さまざまな契約条件を理解し、最適なものを選ぶ
これらすべてを自社で行うとなると、どうしても時間とリソースを割かなければならず、業務に支障をきたすこともあります。
その点、プロの制作会社に依頼すれば、その分の手間を省け、作業の効率化が図れるため、コストパフォーマンスも良くなります。
5. 最終的な「安定運営」への近道
ホームページ制作をプロに任せる最大の理由は、やはり運営の安定性です。
- ・ドメインやサーバー選び
・定期的なメンテナンス
・セキュリティの強化
これらをすべて含めて、プロの制作会社に依頼すれば、スムーズで長期的に安定したホームページ運営が実現します。
特に企業サイトでは、サイトが突然ダウンしたり、セキュリティに問題が起きることは大きなリスクを伴います。そのため、安定した運営を継続できることは非常に重要です。
まとめ:プロに任せることで得られる安心と信頼
ホームページを作成する際のドメイン選びやサーバー設定は、確かに自分でもできる作業ですが、それには専門的な知識と注意が必要です。
ドメインやサーバーのトラブル対応やメンテナンス、SEO対策など、すべてを自社で行うのは非常に大変で、時間と労力を必要とします。
そのため、ホームページ制作はプロの制作会社に依頼することが最も効率的で安心できる方法です。専門家に任せることで、品質の高い、安定した運営が可能になり、結果的にビジネスの成長をサポートしてくれるでしょう。
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