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- 2023.12.25
ホームページリニューアルするべき?タイミング・効果・デメリットも解説
こんにちは!やすだです!
すっかり寒くなりましたね。コンビニおでんが美味しい季節です♪
横浜にあるホームページ制作会社シークではこれまで様々な中小企業様のホームページを制作してきているんですが、完成したホームページの運用をしていくなかで、3~5年経過したホームページを”作り直す”のご相談もよくいただきます。
その理由は「コンテンツの追加を重ねて、導線が分かりにくくなってしまった。」「更新しにくい、更新が大変。」「スマホ対応ができていない」などなど。
そこで今回は、ホームページのリニューアルを検討するべきタイミング、ホームページをリニューアルすることで得られる効果、また起こりうるデメリットをご紹介します。
このページを読めばホームページをリニューアルすべきどうかが分かります!
ホームページをリニューアルするタイミング
本当にいまリニューアルが必要なのか、手間も費用もかかるし、そう変わらないんじゃないか?と思いますよね。以下の1~6に該当することがあったら、ホームページのリニューアルを検討するタイミングかもしれません。
1.ページが増えて導線が分かりにくくなってきた
ホームページを運用していくと、コンテンツや新しいページを増やすことがあります。
3~5年くらいの期間運用を続けていくと、構造が複雑になり、ユーザーが欲しい情報に辿りつけなくなってしまうことも。
例えば、ナビゲーションの項目が多すぎたり、階層が深すぎてユーザーが目的のページを見つけにくい、古い情報のページが残っている、ボタンのデザインが複数あってどこをクリックすれば良いか分かりにくい、などです。
ユーザーが商品を購入する、問い合わせを行うなどの目的のアクションに対して、明確な導線が崩れてしまっていては、使い勝手の悪い分かりにくいホームページになってしまっています。
全体の構造とデザインを見直して、ユーザーが直感的に目的のコンテンツに辿り着けるように改善する必要があります。
2.ホームページがスマホ対応できていない
スマホ対応(モバイルフレンドリー)できていないホームページは、スマホの小さい画面で見たときにテキストが小さすぎたり、画像が途切れてしまったり、ボタンやリンクが押しにくくなっていたり…。スマホでコンテンツが見にくいため、せっかくアクセスしてくれたユーザーも見ることを諦めてしまいます。
また、Googleなどの検索エンジンは、スマホ対応(モバイルフレンドリー)しているホームページを優先してランク付けしているため、スマホ対応できていないホームページは検索結果で下位に表示される傾向があります。
特に店舗集客型ホームページや、個人向けホームページは、スマホユーザーが多い傾向にあるので、アクセス解析を見てスマホユーザーが多い場合は早急な対策が必要です。
3.ホームページのデザインが古い
Webでは新しい技術やトレンドが次々と生まれ、ホームページのデザインは常に進化を続けています。
古いフォント、色使い、グラフィックスタイルなど、最近にそぐわないビジュアル要素が使われていたり、余分な要素や情報が多すぎて、ユーザーが重要なコンテンツに焦点を合わせにくいレイアウトになっていたりすることは、”見た目”のデザインが最近のトレンドにあっていなくて古い印象を与えます。
また、スマートフォンやタブレットなどの様々なデバイスで適切に表示されなかったり、ロード時間が長く、重たく動きが遅いことも古いデザインの一因です。(Flashのような古い技術が使われてている場合は、最新のブラウザやデバイスでは動きません…!!)
見た目のデザインと、ユーザーが直感的に目的のページにたどり着けるようなホームページにリニューアルすることをおすすめします。
ホームページのデザインについてはコチラの記事もご覧ください
4.制作会社に委託しないと更新ができない
CMS(Content Management System)を使用していないホームページを更新するには、HTML、CSS、JavaScriptなどのコーディングスキルが必要です。また、制作会社が独自に開発した管理システムを使用している場合は更新作業を制作会社へ依頼する必要があります。
このようなホームページは更新や変更にコストや時間がかかるため、自社で簡単に更新を行うためのCMSを導入することをおすすめします。
CMSを使ったホームページは、コーディングスキルがなくてもテキスト・画像・動画などのコンテンツ編集が簡単に行えるので、外部に委託する時間とコストを抑えて、リアルタイムの情報発信ができるようになります。
また、リニューアルの設計時にブログやメニューページなど更新する箇所を決めておいたり、共通仕様・自動計算を取り入れることで、更新の手間を省くことができます。
5.アクセス数・問い合わせが減ってきた
ホームページの運用中にアクセス数(PV数)、問い合わせ数(CV数)が減る原因は、「SEOの問題」「コンテンツの鮮度や質が下がった」「市場やトレンドの変化」などが考えられます。
・SEOの問題:Googleの検索ルールは常に更新されるため、昔のままのSEO対策で放置していると、検索順位の急降下などもあり得ます。
・コンテンツの鮮度や質が下がった:コンテンツの更新をしていなかったり、検索エンジンから評価される競合のホームページが増えてきた場合にあり得ます。
・市場やトレンドの変化:対策キーワードで検索する人が少なくなった(検索ボリュームが減った)ことが考えられます。
詳しくはGoogleアナリティクス4(GA4)などを使ってホームページの分析と、Web上での市場調査を行う必要がありますが、SEOの最適化・ホームページ設計の変更、など抜本的な改善が必要な場合は、リニューアルを検討するべきタイミングです。
6.SSL化できていない
SSLとは、ホームページがSSL(Secure Sockets Layer)を使用してデータを暗号化することで、ユーザーがホームページに入力した個人情報を保護したり、なりすまし防止をしたり、ホームページのセキュリティを高めるための技術です。
SSL化していないホームページでは、個人情報などを第三者に盗み見られる可能性が高くなるほか、ホームページが正しく表示されない、ページの表示速度が遅くなる、などたくさんのリスクがあります。このようなリスクを避けるため、ほとんどのブラウザでSSL化されてないホームページを開こうとすると警告が出たり、設定によっては開くことができないこともあります。
また、Googleなどの検索エンジンはSSL化しているホームページを優先しますので、SEO対策にもなります。
ホームページリニューアルによる効果
ホームページのリニューアルには様々な効果が期待できます。
1.ホームページの導線が分かりやすくなる
3~5年以上の期間、運用と増設を繰り返してきたホームページは、導線が複雑になり、デザイン・レイアウトも作成時期ごとに異なっていて、ユーザーが混乱してしまう見た目になっていることがあります。
リニューアルでは、部分的な改修とは違いホームページの構造全体を見直すことができるので、ユーザーが直感的に理解できる一貫したデザイン・レイアウトを使用してデザインを改善することができます。
また、重複コンテンツを整理したり、メニューをシンプルに保ち、重要なページへのリンクを明確にすることで、ユーザーにとって分かりやすい導線なにりホームページの使い勝手が向上します。
2.ホームページの表示速度を早くできる
ユーザーはすばやい情報へのアクセスを期待しています。表示が遅いホームページではすぐに離脱してしまい、パフォーマンスが低下して、コンバージョン率(商品の購入、問い合わせなど)も下がってしまいます。
ホームページのリニューアルでは、重複コンテンツの整理や、画像の最適化・不要なプラグインやスクリプトの削除・レスポンシブデザインの採用などを行って、最適な速度でホームページが表示されるように改善することができます。
3.デバイスに合わせた表示ができる
ホームページをリニューアルする際にレスポンシブデザインを採用することで、異なる画面サイズや解像度に合わせてコンテンツが自動的に調整されるデザインを行い、さまざまなデバイスに合わせた表示ができるようになります。
(固定ピクセル値ではなく、パーセンテージやビューポート幅(vw/vh)を使用してレイアウトを作成)
ホームページ運用者はデバイスごとに別々のデータを用意する手間とコストを省くことができ、ユーザーは異なるデバイスを使う時も同じホームページが見れるので、使い勝手がよく離脱を減らす改善ができます。
4.SEO対策の強化ができる
ターゲットとするキーワードを適切に選定して、ページのタイトルタグ、メタディスクリプション、ヘッダータグ(H1, H2など)を適切コンテンツに組み込み、サイト内のページ間リンクと、他の信頼できるサイトからのリンクを効果的に利用するなど、ホームページの基本構造を見直して根本的なSEO対策の強化ができます。
また、ホームページの内容もコンテンツ量を減らしすぎないようにしながら質の高いページを残し、定期的に鮮度の高いコンテンツを更新できるページを設けて運用に使い、検索エンジンでの可視性を高め、より多くの訪問者を引き付けることができます。
4.更新が簡単になる
CMS(Content Management System)を使用したホームページにリニューアルすることで、コーディングスキルがなくてもホームページを更新・管理できます。
ブログやお知らせページなど定期的に鮮度の高い情報発信をするページを設けることで、制作会社へ依頼することなく自社で更新して、コストと時間を抑えられるので、保守費用の節約にも繋がります。
リアルタイムな情報発信ができることも、ユーザーの囲い込みには有利です!
5.デザインリニューアルで企業イメージの向上になる
ホームページのデザイントレンドは変化がはやく、何年も前からリニューアルしていないホームページがユーザーに与える印象は、ワクワク感にはつながらず、サイトから離脱しているかもしれません。
デザインを刷新することでユーザーに好印象を与えることができ、ホームページの滞在時間を長くすることができます。
ホームページリニューアルするデメリット
ここまでは、ホームページをリニューアルすることの良い効果(メリット)を書いてきましたが、悪い面(デメリット)も知っておく必要があります。
◎一時的な費用がかかる
ホームページをリニューアルするためにはどうしても制作費用がかかります。
小規模なホームページ(5ページ程度)でもWebからの集客を目的とする場合、数十万円~100万円程度。大規模なリニューアル(100ページ以上)では既存のページ数が多く、検索でも上位に表示されている場合、数百万円程度かかることもあります。、
関連:ホームページ制作費用・料金の相場~何にいくらかかるの?~
◎手間と時間がかかる
ホームページのリニューアルは、制作会社に任せきりではうまくいきません。自社のスタッフが時間を割いて、リニューアルの目的決定、競合調査など行う必要があります。また、制作会社への文章/素材の提供、内容確認など、制作期間中は手間と時間がかかります。
※ポイント※
ホームページ公開後も、ブログの更新や企業からの情報発信など、常に鮮度の高い情報公開をするために、運用のために担当者は必要です。
ホームページが更新されていることは、ユーザーからもGoogleなどの検索エンジンからも、高い評価を得ることができます。
◎検索順位が下がることがある
間違ったホームページの設計にすると、検索順位が下がったり、アクセスが減ってしまうこともありえます。
旧URLから新URLへのリダイレクトが適切に設定されていなくて、検索エンジンが古いページを引き続き評価することができず、ランキングが下がってしまったり、コンテンツの重複を整理するときに、重要なコンテンツを削除してしまったり、質が低下したりすると、検索エンジンによる評価が下がってしまったり。。
タイトルタグやメタディスクリプションの変更が、検索エンジンによるページの評価に影響を与えることもあります。
改悪になることすらあるので、リニューアル時にはSEOに配慮して適切な計画と実装を行うことが重要です。
ホームページリニューアルの流れと費用
ホームページの目的やターゲットによって効果的なリニューアルを行うために、事前に明確な目標を設定し、適切な戦略を立てることが重要です。
ホームページのリニューアルプロセスは以下のような一連のステップで進められます。
1.現在のホームページを分析
2.競合サイトを分析
3.ホームページリニューアルの目的を決定
4.サイトマップ・構造を設計
5.必要なコンテンツ(テキスト、画像、ビデオなど)の準備
6.デザインを決定
7.コンテンツ制作・開発
8.ホームページ公開
9.運用(解析・更新)
ホームページのリニューアルにかかる費用は、新しくホームページを作る費用と大きくは変わりません。
コチラの記事をご覧ください。
関連:ホームページ制作費用・料金の相場~何にいくらかかるの?~
まとめ
ホームページをリニューアルするタイミングは、公開してから3〜5年と言われています。
最近はWeb・インターネット技術の発達がどんどんスピードアップしているため”5年持たないという”という記事も見かけます。
私自身も、運用のお手伝いをしているホームページが2020年に公開してそろそろ4年が経つのですが、「リニューアルのときにはここを整理したい!」という箇所が溜まってきています(スマホで表示速度が遅い、非レスポンシブなのでブラウザによっては見にくい、コンテンツ増設で導線が絡まってしまった…。。。などなど)。
制作中の2019年当時にはなかった技術やサービスがWeb・インターネットの世界で増えていることも理由のひとつです。
せっかく作ったホームページを”リニューアル”することは、コストも手間もかかるのでつい腰が重くなりますが、ホームページリニューアルによる効果に書いたように、様々なメリットがあります。
横浜にあるホームページ制作会社シークでは、「何から相談したらいいか分からない」という場合も、コンサルタントがヒアリングいたしますので、どうぞご相談ください。
お客様のご要望をかなえるプランを用意いたします。
弊社制作実績もご覧いただければ幸いです(^^)
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この記事を書いた人
横浜のホームページ制作会社
株式会社シーク
ディレクター・デザイナー
やすだ
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